遺言イメージ

父が残してくれた遺言

亡くなられた多くの方は、突然の死や病気に侵される死などがほとんどであります。
そのように亡くなられた方は、亡くなられる前に手紙などの遺言を残される方は少なくのではないでしょうか。
病気で後残りわずかだという方は、残される方もいるかと思いますが、大抵の方は、残されておりません。
しかし、中には残される方もいるのであります。
私の亡くなった父は、残しておりました。
別の私の家は特別な財産も無いだけに、父はそのような財産の関することは一言も書いておりませんでした。
もし、書かれているとすれば財産分与に関して法的にも関係してくるようなのですが、私の家族には関係の無いものであります。
そんな父が残していった遺言には、今までの過去の思い出が便箋で3枚程書かれておりました。
私が幼かった頃の事から現在までの事、兄がいるのですが、その兄に関しても書かれておりました。
父は闘病生活で、余命が下されておりました。
その余命に関しては、最初は何も言ってませんでしたが、父の勘が鋭いのか余命の事を感じていたようでした。
その頃に病院でこの遺言を書かれていたのであります。
入院中の棚引き出しの中の封筒に入っておりました。
私が最初に読んだわけなのですが、普段泣かない私だけにこの時ばかりは号泣してしまった位でありました。
そこまで父は、私たちの家族を愛していたのかと思う程でした。
当時私は、父の病棟へは、仕事の関係であまり行けなかった位でありました。
1ヶ月に1回か2回程でありました。
しかし今こうして遺言を読んでいるともう少し顔を出しておけば良かったと思った位でありました。
父の最後は私の母が見送ったのでありますが、その時私がいなかったことに後悔する程であります。
その後、兄も読み涙を浮かべていたようです。
このような形の遺言の方も多くいてるかと思います。
財産分与となるようなヤヤコシイ内容の物もあるかと思います。
この場合は、色々と問題が起きたりするケースもあるようです。
内容によっては、裁判ものになる場合もあります。
でも私の家族のものはそのような財産に関する事は一切書かれていなかっただけに、手紙というような形で残されていきました。
どちらにせよその故人の気持ちが書かれているものであります。
本当に最後に残された貴重な物の1つになりました。

Copyright(C) 2010 家族に残す.com All Rights Reserved.